彩色耳付壺形土器
■DATA:紀元前1,000年~300年 高19cm 胴径 18.7cm
バンコクから北153㎞ タイ中央部ロッブリー出土の先史土器で、突起を持った特徴 のある彩色耳付土器です。丸底の叩き技法で、胴部は押し具での印文があり、口部は 研磨され三つの突起ともに彩色されています。何に使われたかは不明ですが、完品で きれいなままなので、おそらく祭祀で使用したか埋葬品ではないかと思われます。 ロッブリーは紀元前頃から10世紀にかけてクメール人によって統治されており、街 中にはクメール様式の寺院遺跡があり、王宮として栄えた地でもあります。