男性像
■DATA:高さ24㎝ 基部の幅11㎝ 厚さ8㎝
タイの歴史を代表する古都アユタヤは1351年から1767年の間、ミャンマー軍に攻撃されるまで、チャオプラヤー川のほとりに広がり、アユタヤ王朝の都として栄えていました。焼き物は型物の無釉焼締が多く、また他国との貿易も盛んで船の沈没などのため、当時の焼き物が頻繁に川から引き上げられます。この男性像もその一つだそうです。みずら状の髪形が特徴的ですが、手や足が損傷しているので、どんな形状をしていたのかわかりません。カイパー(川藻)が多く付いています。故館長は川魚の卵もついているとよく話していました。