リス族の帽子|特選画廊|ヨコタ博物館

リス族の帽子

リス族は中国、ミャンマー、ラオス、タイなどに住んでおり、タイ国内には約4万人ほどが住んでいます。中国文化(漢民族文化)の影響をもっとも強く受けているとも言われ、その美しい民族衣装や盛大な正月祭りの踊りなど、華やかさで外国人観光客の人気の的でもあります。現在、リス族はお米と野菜を作っていますが、1世代前までは焼畑農業をし、阿片栽培が主な現金収入でした。リス族の衣装は、数ある山岳民族の中でも最もカラフルなことで有名です。女性は明るい色のワンピースの上に、青や緑などいくつかの色が入った膝丈のチュニックを重ね着し、下半身は青もしくは黒いパンツに太めのベルトをするのが特徴です。なかでも、リリアンや布、ビーズなど様々な飾りを施した帽子はリス族のシンボルともいえます。若い娘から年配の女性も、この華やかな帽子をかぶります。裏面は頭に帽子がすっぽりはまるように作られています。