山岳民族ヤオ族ズボン|特選画廊|ヨコタ博物館

山岳民族ヤオ族ズボン

ヤオ族の人たちは中国南部を起源とし、漢民族の圧政などにより、1920年頃一部の人たちがタイ北部の山岳地帯に移住をはじめたと考えられています。焼き畑農業を中心として、米、トウモロコシを栽培しています。女性は赤いマフラーをまいた上着に綺麗な刺繍が施されたズボン、頭に黒い布を巻いているのが特徴です。山岳民族の中でも最も手先が器用できれい好きと言われています。刺繍技術の巧みさや美しさが、よき女性として認められる基準の一つであったため、祖母から母、そして娘へと小さい時から刺繍のさし方を学びます。木綿の織物に藍染、その上に幾何学的な模様の刺繍をさした美しい色合いのズボンです。