ソー・ドゥアン|特選画廊|ヨコタ博物館

ソー・ドゥアン

■DATA:高さ68㎝ 幅8㎝ 奥行13㎝

タイの古典音楽には声楽と器楽の2種がありますが、器楽は、演劇や歌の伴奏、祭典などに付帯するものでした。今世紀になり新たに芸術音楽として鑑賞されるようになりました。ソー・ドゥアンは、タイの伝統音楽「マホーリー」という弦楽を中心とした合奏で使われ、弓奏楽器として高音パートを受け持っています。本体の胴は木や竹で作られ表面には蛇皮を張ってあり2弦で太い糸が張ってあります。中国の二胡がタイヘ伝えられたとも言われています。弓は馬の尾を用い、演奏者が指を毛の間に入れて張って弾くようになっています。なお低音パートの担当は、少し大きなソー・ウーという楽器で演奏します。