キム
「キム」はタイやカンボジアの打弦楽器の一種です。中国から入った楽器で、揚琴に 似ているが小さく、優雅で華麗な音が出ます。演奏者は竹製のバチを両手で持ち、そ れを使って弦を叩き音を出します。3本の弦が1セットになっていて、14コース。古代 ペルシャのサントゥールがルーツですが、中国を経由してタイに伝来したのでしょ う。古典楽器としてタイ国内における人気は非常に高く、タイ伝統楽器の中では、生 産量が最も多い楽器のひとつとなっています。 タイをイメージするアイテムとして も代表的な楽器です。タイ国内のホテルのロビーやレストランなどでの演奏を耳にす ることが多く、日本人にとっても最もなじみがあるタイ伝統楽器と言えます。