法螺貝仏|特選画廊|ヨコタ博物館

法螺貝仏

■DATA:高さ15㎝  12世紀

東南アジアで焼かれた最初の施釉陶器はおそらくクメールの陶器だろうと言われてい ます。現在まで、6か所の窯跡が発見されています。この法螺貝仏は、器の形からア ンコール窯で焼成されたものと思われます。法具に使用されたものが多く、高温焼成 されているにもかかわらず、意外と粘り気がなく割れやすい土を使っているのも特徴 です。この焼き物もかなり補整されています。アンコール窯のものはヒンドゥ的な造 形を施したものが多いのも大きな特徴となっています。