黒褐釉合掌人面壺|特選画廊|ヨコタ博物館

黒褐釉合掌人面壺

■DATA:12世紀 高さ23.5㎝

クメール王国はカンボジアのアンコールワットを中心にして、タイの大部分からマラヤ半島に至るまで広範囲にわたっています。この壺の顔は東洋人ではなく、鼻も高く、目の感じもインド・中東の文化の影響が見受けられます。当時から、インド、中東はカンボジア(クメール王国)との交流があったのではないかと推察されます。クメールの壺は殆どが平底で薄い釉薬がかけられています。