波紋線輪紋瓶
■DATA：高さ:18cm/12世紀〜13世紀
恐らく、アンコール王朝絶頂期の、12〜13世紀（鎌倉時代）のもので、約８００年前のものだと思います。クメール王朝滅亡後、廃墟の中で埋もれていたものが発掘された陶器ではないかと思われます。クメール陶器は、土器が少し発展した程度の焼き物ですが、ここ独自の技術での焼き物ですので、しっかりとした文化があったことが伺えます。胴体は少しいびつですが、特徴ある波状線や輪紋がしっかりと描かれています。 尚、クメール陶器は、何らかの理由で、１３世紀以降は、消滅してしまったとされています。